わが家の本棚には、龍馬を描いた漫画が何列も並んでいます。歴史の本より先に、漫画のコマで寺田屋や近江屋の夜を覚えてしまった人は、私のほかにも多いのではないでしょうか。
ただ、読み返すたびに引っかかることがありました。同じ近江屋の夜なのに、作品によって龍馬を斬る人物が違うのです。では、龍馬自身の手紙や同時代の記録には、何が残っているのか。
この記事の結論
この記事では、坂本龍馬が出てくる漫画41作品を、主人公・重要な役・登場・学習漫画・そのほかの5つの区分で一覧にしました。
そのうえで、漫画でよく描かれる名場面7つを、龍馬の手紙や記録と照らし合わせました。近江屋の襲撃者については、見廻組の説が最も有力視される一方、断定できる資料はありません。
- 41作品
この記事で紹介する漫画の数 - 7場面
龍馬の手紙や記録と照らし合わせた名場面の数 - 5作品
近江屋の襲撃者を誰として描くかを比べた作品の数
- 龍馬の生涯を一作で:『お〜い!竜馬』(全23巻・完結)。後半で照らし合わせる名場面がひととおり出てきます
- 司馬遼太郎の龍馬像を絵で:『竜馬がゆく』(既刊17巻)。小説で描かれた龍馬像と史料の違いを見比べられます
- 外から見た龍馬を:『JIN-仁-』(全13巻・完結)。近江屋の描き方を比べる5作品の一つです
どれも「坂本龍馬が主人公の漫画12作品」「重要な役で出てくる漫画6作品」の章で詳しく紹介しています。
- 作品探しには、私が普段使っている電子書籍ストアのBOOK☆WALKER(ブックウォーカー)を使いました。41作品のうち37作品は、ここで作品紹介まで確かめています
- BOOK☆WALKERはKADOKAWAグループの電子書籍ストアで、グループ内外の出版社の電子書籍を配信しています
- 各作品のページで試し読みができます
- 初めて使う場合、会員登録から30日以内の最初の購入は、税抜価格の50%分が購入日の翌月末まで使える期間限定コインで戻ります(WebストアとAndroidアプリ内ストアでの購入が対象。2026年10月2日時点)
作品の中身については、出版社や電子書籍ストアの作品紹介で確かめられる範囲だけを書いています(『人斬り龍馬』の表題作だけは、作品情報サイトのマンガペディアの解説で補いました)。
読んだ人の楽しみを奪わないよう、あらすじは短くとどめました。
そして今回も、龍馬AI(坂本龍馬をモデルにしたAI)に登場してもらいます。ただし龍馬AIが知っているのは1867年までの出来事だけです。
後の世に描かれた漫画の話は龍馬AIには振らず、寺田屋や近江屋といった出来事そのものについて聞いていきます。
※以下のインタビュー部分は、公開されている史料をもとに坂本龍馬の人物像を再現した創作です。実際の発言をそのまま掲載したものではありません。
龍馬AIは没後の作品を知らない設定のため、漫画の内容についての質問はしていません。
出典の確かめ方と、公開前に行っているチェックは編集方針にまとめています。

龍馬さん、今日は少し変わった趣向です。あなたの生涯の出来事を、一つずつ記録と照らし合わせていきます。
まず伺います。ご自身のことで、後の世に誤って伝わっていそうだと思うことはありますか。

ほう、わしの行いを一つずつ記録と照らすとは、面白いことを考えるのう。
後の世でわしがどう語られちょるかは、あの世の噂までは届かんきに、わしには分からん。
じゃが、人の噂というものは尾ひれがつくもんじゃ。おまんが手紙と突き合わせてくれるなら、わしも楽しみに聞かせてもらうぜよ。
- 坂本龍馬が出てくる漫画41作品を一覧で比較
- 坂本龍馬が主人公の漫画12作品
- 『お〜い!竜馬』は少年時代から近江屋までを全23巻で描く
- 『竜馬がゆく』は司馬遼太郎の小説を鈴ノ木ユウが漫画化
- 『龍馬へ 幕末の奇蹟』は脱藩までの若き日を描く全7巻
- 『天翔の龍馬』は近江屋で死ななかった龍馬を描く
- 『雲竜奔馬』はみなもと太郎が描く青年時代の龍馬
- 『幕末狂想曲RYOMA』は薩長同盟に奔走する龍馬を描く
- 『あざ』はおりょうの目から龍馬を描く
- 『新装版 人斬り龍馬』は人斬りを好む龍馬というIFを描く
- 『ドラゴンエフェクト 坂本龍馬異聞』では近江屋で倒れた龍馬が再生する
- 『龍馬が戦国をゆく』では龍馬が戦国時代に転生する
- 『鐡のマビト』では龍馬が大正ロマン風の世界で美少女に転生する
- 『黒いぜよ!龍馬ちゃん』は龍馬の暗黒面を描く4コマ
- 坂本龍馬が重要な役で出てくる漫画6作品
- 坂本龍馬が登場する漫画13作品
- 子どもと読むなら坂本龍馬の学習漫画6作品
- ほかにもある坂本龍馬の漫画4作品
- 漫画の名場面は史実なのか、龍馬の手紙や記録と照らし合わせてみた
- よくある質問(FAQ)
- インタビュー後記
- 参考資料
坂本龍馬が出てくる漫画41作品を一覧で比較
今回集めた41作品のうち、電子書籍ストアのBOOK☆WALKERで作品紹介まで確かめられたのは37作品です。残る4作品は、国立国会図書館の書誌などで刊行を確かめました。
作品を探した方法は単純です。電子書籍ストアで「龍馬」「竜馬」「寺田屋」「海援隊」などの語を検索し、各巻の公式な作品紹介に龍馬が登場人物として書かれているものだけを数えました。
つまり、紹介文に龍馬の名前がない作品は、実際に出ていても今回は数えていません。網羅を目指しましたが、確かめられた範囲での41作品です。
このうち、龍馬が主人公の12作品と重要な役で出てくる6作品の計18作品は、私が読んできた作品です。残る23作品は、作品紹介や書誌で龍馬の登場や刊行を確かめて加えました。
区分ごとの作品数と代表作は、次のとおりです。作品ごとの紹介は、表の右端の章にあります。
| 区分 | 作品数 | 代表作 | 紹介している章 |
|---|---|---|---|
| 龍馬が主人公 | 12作品 | 『お〜い!竜馬』『竜馬がゆく』『天翔の龍馬』 | 坂本龍馬が主人公の漫画12作品 |
| 龍馬が重要な役 | 6作品 | 『JIN-仁-』『無限の住人〜幕末ノ章〜』 | 坂本龍馬が重要な役で出てくる漫画6作品 |
| 龍馬が登場 | 13作品 | 『ちるらん 新撰組鎮魂歌』『アサギロ〜浅葱狼〜』 | 坂本龍馬が登場する漫画13作品 |
| 子ども向けの学習漫画 | 6作品 | 『まんが人物伝 坂本龍馬』 | 子どもと読むなら坂本龍馬の学習漫画6作品 |
| そのほか | 4作品 | 黒鉄ヒロシ『坂本龍馬』 | ほかにもある坂本龍馬の漫画4作品 |
巻数は2026年10月1日時点のものです。「既刊」は、作品紹介に完結の表示がなかった作品を指します。後半では、これらの漫画によく出てくる名場面を史料と照らし合わせます。
41作品すべての作者・出版社・巻数は、下の一覧にまとめました。タップ(クリック)すると開きます。
41作品の一覧を開く
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| 区分 | 作品 | 作者 | 出版社 | 巻数 |
|---|---|---|---|---|
| 主人公 | 武田鉄矢・小山ゆう | 小学館 | 全23巻・完結 | |
| 主人公 | 司馬遼太郎(原作)・鈴ノ木ユウ | 文藝春秋 | 既刊17巻 | |
| 主人公 | むつ利之 | 講談社 | 全7巻・完結 | |
| 主人公 | 梅村真也・橋本エイジ | コアミックス | 全5巻・完結 | |
| 主人公 | みなもと太郎 | グループ・ゼロ | 既刊5巻 | |
| 主人公 | 外薗昌也 | リイド社 | 既刊3巻 | |
| 主人公 | 茶屋町勝呂 | 小学館 | 全2巻・完結 | |
| 主人公 | 石川雅之 | 少年画報社 | 全1巻 | |
| 主人公 | 山科清春(脚本)・K STORM(作画)ほか | ヒーローズ | 既刊3巻 | |
| 主人公 | 瀧津孝・沢田ひろふみ | マッグガーデン | 既刊2巻 | |
| 主人公 | 椎名高志 | 小学館 | 既刊1巻 | |
| 主人公 | くもぎり太郎 | 実業之日本社 | 全1巻 | |
| 重要な役 | 村上もとか | 集英社 | 全13巻(ビッグボリューム版)・完結 | |
| 重要な役 | 滝川廉治・陶延リュウ・沙村広明 | 講談社 | 既刊10巻 | |
| 重要な役 | 川原正敏 | 講談社 | 既刊26巻+「13巻 裏」(龍馬は2・3巻) | |
| 重要な役 | 黒江S介 | リブレ | 全8巻・完結 | |
| 重要な役 | 小山ゆう | 小学館 | 全18巻・完結 | |
| 重要な役 | みなもと太郎 | リイド社 | 既刊34巻 | |
| 登場 | ちるらん 新撰組鎮魂歌 | 梅村真也・橋本エイジ | コアミックス | 全36巻・完結(龍馬は17・18巻) |
| 登場 | アサギロ〜浅葱狼〜 | ヒラマツ・ミノル | 小学館 | 既刊33巻 |
| 登場 | 幕末イグニッション | 大間九郎・忠見周 | 講談社 | 全2巻・完結 |
| 登場 | 猛き黄金の国 岩崎弥太郎 | 本宮ひろ志 | サード・ライン | 全4巻・完結 |
| 登場 | シノビノ | 大柿ロクロウ | 小学館 | 全6巻・完結 |
| 登場 | 浮浪雲 初期傑作集 | ジョージ秋山 | 小学館 | 上下2巻・完結 |
| 登場 | 太陽伝 | 石ノ森章太郎 | 講談社 | 全2巻・完結 |
| 登場 | モ一度やろう | 石ノ森章太郎 | 講談社 | 全2巻・完結 |
| 登場 | ねこねこ日本史 | そにしけんじ | 実業之日本社 | 既刊18巻(龍馬は1巻) |
| 登場 | 帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline | 平野稜二・経験値/TYPE-MOON | KADOKAWA | 既刊6巻 |
| 登場 | 幕末 | 司馬遼太郎(原作)・森秀樹(作画) | 文藝春秋 | 全1巻 |
| 登場 | 幕末風雲伝 | つげ義春 | 小学館 | 全1巻 |
| 登場 | あなたと生きたかった〜時代に翻弄された女たち〜 | 浅野まいこ | 大洋図書 | 全1巻 |
| 学習漫画 | 山本博文(監修) | KADOKAWA | 全1巻 | |
| 学習漫画 | 小学館版 学習まんが人物館 坂本龍馬 | ― | 小学館 | 全1巻 |
| 学習漫画 | コミック版 幕末・維新人物伝 坂本龍馬 | ― | ポプラ社 | 全1巻 |
| 学習漫画 | 坂本龍馬 新しい日本をつくった幕末の風雲児(まんがNEW日本の伝記) | ― | 学研 | 全1巻 |
| 学習漫画 | 学習まんが 少年少女 人物日本の歴史 坂本龍馬 | ― | 小学館 | 全1巻 |
| 学習漫画 | コミック版 日本の歴史EX01 坂本龍馬 エピソード・ゼロ | 静霞薫(原作)・上田久治(画)・加来耕三(監修) | ポプラ社 | 全1巻 |
| そのほか | 坂本龍馬 | 黒鉄ヒロシ | PHP研究所 | 1997年刊(2001年にPHP文庫) |
| そのほか | 坂本龍馬 | 山岡荘八(原作)・横山まさみち | 講談社 | 全3巻(1991〜1992年) |
| そのほか | サカモト | 山科けいすけ | 竹書房 | 全2巻(1999・2002年)、2010年に新潮文庫 |
| そのほか | 竜馬がくる | 春日みかげ(原作)・はなや(漫画) | ― | Web連載 |
作者の欄が「―」の学習漫画は、監修者や作画者を本記事では確かめていません。
作品探しに使ったBOOK☆WALKERは、各作品のページで試し読みができ、初めての人には購入額の半分がコインで戻る特典があります。

BOOK☆WALKERを初めて使うなら、最初の1冊で特典を使えるように、この記事で気になった作品から選んでみてください。
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この記事の作品探しに使った電子書籍ストアです。作品ページで試し読みができます。
※初めて使う場合、会員登録から30日以内の最初の購入は、税抜価格の50%分がコインで戻ります。
※戻るコインは購入日の翌月末まで使える期間限定コインで、WebストアとAndroidアプリ内ストアでの購入が対象です(2026年10月2日時点。内容は予告なく変わることがあります)。
なお、『お〜い!竜馬』『竜馬がゆく』『JIN-仁-』の3作品は、別の電子書籍ストアのDMMブックスでも販売しています。どちらで読むかは、普段使っているストアで選べばよいと思います。

普段使うストアが別の人や、まず1冊だけ試したい人は、こちらで作品名を検索してみてください。
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『お〜い!竜馬』『竜馬がゆく』『JIN-仁-』は、DMMブックスでも販売しています(2026年10月5日時点)。リンク先はDMMブックスのトップページなので、作品名で検索してください。
※DMMブックスで初めて有料作品を買う人向けの割引クーポンがあります。割引の上限や有効期限があり、内容は時期によって変わるため、購入前にDMMブックスの案内で確かめてください。
龍馬の生涯そのものを先に押さえておきたい方は、こちらの記事からどうぞ。
坂本龍馬が主人公の漫画12作品
ここからは、龍馬を主人公にした12作品を1作ずつ紹介します。生涯を正面から描く王道もあれば、少年時代だけを描くもの、近江屋で死ななかった世界や戦国への転生まで、切り口は実にさまざまです。
この章の12作品と、次の章の「龍馬が重要な役で出てくる」6作品は、どれも私が読んできた作品です。歴史好きの友人に勧めるつもりで、どこが刺さりそうか、史実との距離はどれくらいか、どんな人に向くかを書いていきます。
ただし、巻ごとの場面の説明は、記憶違いを避けるため各巻の作品紹介に沿って書いています。
各作品の最初の表は、私が読んだうえでの目安です。史実度は史実の出来事の流れに沿って描いているか(★3つでも創作の場面は含みます)、入門向きは龍馬の漫画を初めて読む人に向くかを、3段階で示しました。
『お〜い!竜馬』は少年時代から近江屋までを全23巻で描く
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 史実度 | ★★★ |
| 入門向き | ★★★ |
| 作品のタイプ | 史実に沿った大河もの(少年期から近江屋まで) |
| こんな人に | 龍馬の生涯を一作で追いたい人 |
武田鉄矢・小山ゆうの全23巻、小学館刊です。龍馬漫画の話になると、まず名前が出る作品だと思います。作品紹介によると、物語は弱虫でいじめられていた少年期から始まります。
各巻の紹介文をたどると、10巻で勝海舟を斬りに行って弟子入りし、18巻で薩長同盟に立ち会った直後に寺田屋で襲われ、21巻で大政奉還を思いつく、という流れです。
つまり、泣き虫の少年、勝との出会い、薩長同盟、寺田屋、大政奉還と、龍馬の「名場面」がひととおり出てきます。史実との距離を知りたい人には、後半の章で照らし合わせる場面がほぼ全部そろっている、格好の教材です。
最終巻の紹介文は「慶応3年11月15日。その日は竜馬の32歳の誕生日だった」と結んでいます。この「32歳」が史料の年齢とどう対応するのかも、後半で確かめます。
長編を一気に読みたい人、龍馬と武市半平太・岡田以蔵の関係を軸に幕末を追いたい人に向いています。表記は「竜馬」です。

まずは1巻の試し読みで、少年時代の竜馬の空気だけでも味わってみてください。
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武田鉄矢・小山ゆう『お〜い!竜馬』(小学館)
作品紹介によると、弱虫でいじめられていた少年期から始まり、最終巻は慶応3年11月15日の近江屋で結ばれます。全23巻・完結。
※BOOK☆WALKERの初めての購入は、税抜価格の50%分が期間限定コインで戻ります(2026年10月2日時点。条件は記事冒頭の「この記事で使った電子書籍ストアについて」に書きました)。
『竜馬がゆく』は司馬遼太郎の小説を鈴ノ木ユウが漫画化
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 史実度 | ★★★ |
| 入門向き | ★★★ |
| 作品のタイプ | 司馬遼太郎の歴史小説が原作(創作の場面を含む) |
| こんな人に | 小説の龍馬像を絵で読みたい人 |
司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』を、『コウノドリ』の鈴ノ木ユウが漫画にした作品です。文藝春秋刊で、2026年10月時点で既刊17巻。作品紹介は「初の漫画化」とうたっています。
1巻の紹介文は、12歳の竜馬が「坂本の寝小便ったれ」とからかわれて泣かされる場面から始めています。2巻で黒船来航、3・4巻で桂小五郎との出会い、10巻で脱藩、12巻で勝海舟との出会いへと進みます。
歴史好きに刺さるのは、いわば「司馬龍馬」をそのまま現代の絵で追える点です。原作小説は1963年から文藝春秋新社で単行本が刊行され、司馬遼太郎は1966年、『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受けました。
いま広まっている龍馬像には、この小説を通って定着したものが少なくない、と私は見ています。龍馬の名言にも、この小説に由来すると指摘されるものがあります。本人の言葉と確かめられるものがどれだけあるかは、こちらで検証しました。
言い換えると、史実との距離は原作小説と同じです。小説ならではの場面がどれで、史料で確かめられる話がどれかを、後半の章と見比べながら読むと面白さが増します。
小説を読んだことがある人はもちろん、長編小説は腰が重いという人の入口にも向いています。なお1巻には試し読み版が別に出ていますが、本記事では製品版を数えています。

原作を読んだ人は、試し読みで絵になった竜馬を見て、小説の印象と比べてみてください。
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司馬遼太郎 原作・鈴ノ木ユウ『竜馬がゆく』(文藝春秋)
作品紹介によると、司馬遼太郎の歴史小説を初めて漫画にした作品で、1巻は12歳の竜馬が「寝小便ったれ」とからかわれる場面から始まります。既刊17巻(2026年10月時点)。
※BOOK☆WALKERの初めての購入は、税抜価格の50%分が期間限定コインで戻ります(2026年10月2日時点。条件は記事冒頭の「この記事で使った電子書籍ストアについて」に書きました)。
『龍馬へ 幕末の奇蹟』は脱藩までの若き日を描く全7巻
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 史実度 | ★★☆ |
| 入門向き | ★★☆ |
| 作品のタイプ | 少年時代から脱藩までの前半生 |
| こんな人に | 有名になる前の龍馬を知りたい人 |
むつ利之、講談社刊の全7巻です。作品紹介は「幕末の志士・坂本龍馬が生まれるまでの物語」と位置づけており、脱藩までの若い日々に絞って描いています。
1巻は「ハナ垂れ小僧」のいじめられっ子だった12歳の龍馬で、大シケの海に廃材の船を漕ぎ出す場面があると紹介されています。2巻では少年の中岡慎太郎との出会いが描かれるとあります。
6巻の紹介文には、黒船に小舟で向かう龍馬や、桂小五郎・勝海舟との出会いが記されています。最終巻の7巻で土佐勤王党の結成と脱藩に至り、江戸で勝海舟と再会する、という構成です。
歴史好きとして面白いのは、この配分です。紹介文を見ると、脱藩後に触れるのは7巻の江戸での勝海舟との再会だけで、寺田屋も近江屋も紹介文には出てきません。
そのぶん、家族や継母との関係、土佐の身分制度への憤りに多くの巻を割いていることが、紹介文から読み取れます。有名な場面はひととおり知っている、その「前」が気になる、という人向けです。
黒船に小舟で向かう場面のように、本記事では史料と照らしていない描写も多いので、史実寄りというより、龍馬の少年期を物語として楽しむ作品だと考えています。

龍馬の有名な場面を知っている人ほど、12歳の龍馬から始まる1巻が新鮮だと思います。試し読みから入ってみてください。
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むつ利之『龍馬へ 幕末の奇蹟 坂本龍馬の物語』(講談社)
作品紹介によると、「幕末の志士・坂本龍馬が生まれるまでの物語」として、12歳の少年時代から脱藩までを描きます。全7巻・完結。
※BOOK☆WALKERの初めての購入は、税抜価格の50%分が期間限定コインで戻ります(2026年10月2日時点。条件は記事冒頭の「この記事で使った電子書籍ストアについて」に書きました)。
『天翔の龍馬』は近江屋で死ななかった龍馬を描く
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 史実度 | ★☆☆ |
| 入門向き | ★★☆ |
| 作品のタイプ | 近江屋で死ななかった歴史IF |
| こんな人に | 「もしも」の幕末を楽しみたい人 |
梅村真也・橋本エイジ、コアミックス刊の全5巻です。作品紹介は「もし、あの日、龍馬が死んでいなかったとしたら…?」という問いを掲げ、日本史の「たら」「れば」に真っ向勝負をかけたとうたっています。
紹介文は、慶応3年11月15日に京都・近江屋の母屋二階の奥八畳間で龍馬が倒れ「生涯を閉じたとされている」と書き、そこから分かれる世界線を描く作品だと説明しています。
史実との距離は、はっきり「大胆なIF(もしも)」です。ただ、分岐点の日付と場所を紹介文がきちんと押さえているのは、歴史好きにはうれしいところです。この手のIFものは、史実の側を知っていると何倍も楽しめます。
近江屋で実際に何が起きたと記録されているかは、後半の章で確かめます。先に後半を読んでから手に取る、という順番もおすすめです。
史実の龍馬がその後の明治を見ていたら何をしたか、という問いは、当サイトでも龍馬AIと勝海舟AIに語ってもらいました。読み比べると、作品ごとの「たら」「れば」の置き方の違いが見えてきます。

IFものは史実を知っているほど効きます。後半の近江屋の章を読んでから、1巻を開いてみてください。
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梅村真也・橋本エイジ『天翔の龍馬』(コアミックス)
作品紹介によると、慶応3年11月15日の近江屋で龍馬が死んでいなかったら、という問いから始まる歴史IFです。全5巻・完結。
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『雲竜奔馬』はみなもと太郎が描く青年時代の龍馬
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 史実度 | ★★★ |
| 入門向き | ★★☆ |
| 作品のタイプ | ギャグを交えた青年期の物語 |
| こんな人に | 『風雲児たち』を読んだ人 |
みなもと太郎の作品で、電子版はグループ・ゼロから既刊5巻です。作品紹介によると、歴史大河ギャグ『風雲児たち』の連載終了後に、新しい雑誌で坂本龍馬を主人公として再開された作品です。
1巻は嘉永6年6月3日の黒船来航から始まり、報せを受けた竜馬が品川の土佐藩邸へ向かう場面が紹介されています。5巻では、山内容堂の企画による土佐藩邸での御前試合が描かれるとあります。
4巻の紹介文には、無役の御家人だった勝麟太郎(勝海舟)が長崎海軍伝習所勤務を命じられる場面が記されています。龍馬と勝の二つの軸で幕末を追う構成がうかがえます。
歴史好きへの推しどころは、ギャグの筆致でも、流れはきっちり追う作りが紹介文から見えることです。黒船来航の日付を書き、勝の伝習所勤務まで拾う紹介文に、歴史漫画としての腰の据わり方を感じます。
『風雲児たち』を読んできた人には、同じ作者の筆で江戸の龍馬を追える一作です。ギャグが苦手でなければ、幕末の全体像を押さえる入口にも向いています。表記は「竜馬」です。

『風雲児たち』が長すぎて手が出ない人は、こちらの1巻から。黒船来航の日から物語が動きます。
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みなもと太郎『雲竜奔馬』(グループ・ゼロ)
作品紹介によると、『風雲児たち』の連載終了後に、坂本龍馬を主人公として再開された作品です。既刊5巻。
※BOOK☆WALKERの初めての購入は、税抜価格の50%分が期間限定コインで戻ります(2026年10月2日時点。条件は記事冒頭の「この記事で使った電子書籍ストアについて」に書きました)。
『幕末狂想曲RYOMA』は薩長同盟に奔走する龍馬を描く
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 史実度 | ★★☆ |
| 入門向き | ★★☆ |
| 作品のタイプ | 熱血の青春もの(薩長同盟の前後) |
| こんな人に | 短い巻数で後半生をつかみたい人 |
外薗昌也、リイド社刊の既刊3巻です。作品紹介は「幕末の大立て物・坂本龍馬が縦横無尽、自由奔放に動乱の時代を駆け抜ける」と、熱血の青春伝として打ち出しています。
2巻の紹介文では、世界へ飛び出す夢のために、犬猿の仲の薩摩と長州に「薩長同盟」を結ばせようと奔走する龍馬が描かれます。
3巻では同盟を実現したあと、幕府に白旗をあげさせる「無血革命」を考える龍馬が、武力倒幕へ走る薩長との間で揺れる、とあります。
歴史好きの目で見ると、「同盟を結ばせた龍馬」「無血革命を考えた龍馬」という、いわば王道の龍馬像を迷いなく前に出す作品です。史料の側で龍馬の関わりがどこまで言えるかは、後半の章で見ていきます。
現時点で3巻と短いので、龍馬の後半生の大筋を先につかみたい人、長編に入る前の助走として読みたい人に向いています。

3巻で薩長同盟まで進む速さが持ち味だと思います。週末にまとめて追いかけるのに向いた長さです。
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外薗昌也『幕末狂想曲RYOMA』(リイド社)
作品紹介によると、犬猿の仲の薩摩と長州に同盟を結ばせようと奔走する龍馬を描きます。既刊3巻。
※BOOK☆WALKERの初めての購入は、税抜価格の50%分が期間限定コインで戻ります(2026年10月2日時点。条件は記事冒頭の「この記事で使った電子書籍ストアについて」に書きました)。
『あざ』はおりょうの目から龍馬を描く
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 史実度 | ★☆☆ |
| 入門向き | ★☆☆ |
| 作品のタイプ | おりょうの視点で描く独自の物語 |
| こんな人に | 妻の側から龍馬を見たい人 |
茶屋町勝呂、小学館刊の全2巻です。作品紹介は「龍馬のすべてを愛した「おりょう」の視点で展開する」と説明しており、妻・おりょうの目から龍馬を描く点がほかの作品と大きく違います。
1巻の紹介文では、京の野原で龍馬を待つおりょうの背後に浪人「狗(いぬ)」が現れ、おりょうが彼を寺田屋に連れて行って龍馬と対面させる場面が描かれます。
2巻の紹介文は、京都の近江屋で龍馬と中岡慎太郎が「土佐藩の残党に襲撃」され、中岡は死に、龍馬は行方不明になる、と書いています。おりょうは夫の死を信じられず、捜索を決意するとあります。
歴史好きが引っかかるのは、この「土佐藩の残党」という設定です。ほかの作品と違う襲撃者の描き方で、史料の側では断定できない部分に作品独自の答えを置いた形です。各作品の近江屋の描き方は、後半の章で表にして比べます。
寺田屋のあとに龍馬自身が手紙で「龍女がおればこそ」と書いた、そのおりょうを主役に据えた作品です。後半の寺田屋の章と合わせて読むと味が変わります。龍馬ものを何作か読んだ人向けの、変化球の2巻です。

おりょうの側から龍馬を見る2巻です。寺田屋の章の手紙の一文を頭に置いて、1巻を試し読みしてみてください。
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茶屋町勝呂『あざ』(小学館)
作品紹介によると、龍馬のすべてを愛した「おりょう」の視点で展開する物語です。全2巻・完結。
※BOOK☆WALKERの初めての購入は、税抜価格の50%分が期間限定コインで戻ります(2026年10月2日時点。条件は記事冒頭の「この記事で使った電子書籍ストアについて」に書きました)。
『新装版 人斬り龍馬』は人斬りを好む龍馬というIFを描く
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 史実度 | ★☆☆ |
| 入門向き | ★☆☆ |
| 作品のタイプ | 龍馬像を裏返す歴史IFの短編集 |
| こんな人に | 王道の龍馬作品を読んだあとの人 |
石川雅之、少年画報社刊の短編集です。作品紹介は「石川雅之氏の珠玉の幕末異聞短編集の新装版」とし、「すべてが史実とは限らない!」と断っています。
表題作の設定は、作品情報サイトのマンガペディアで確かめました。同サイトの説明によると、不殺を説いて平和な世の中を目指した英雄・坂本龍馬が、実は人を斬ることを好んでいたら、という歴史IFです。
新装版の紹介文には、新撰組の「鉄の掟」に隠された歴史の闇を扱う話も収められていると書かれています。
史実との距離は、作品紹介が自分で「史実とは限らない」と言い切っているとおりです。歴史好きとしては、英雄としての龍馬像をあえて裏返す発想そのものが、龍馬像がどう作られてきたかを考える材料になります。
龍馬漫画をひととおり読んだあとに手を出すと面白さが増すはずです。王道の龍馬像に少し飽きてきた人向けの一冊です。

王道の龍馬を何作か読んだあとの口直しに。短編集なので、気になる話から開くのもありです。
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石川雅之『新装版 人斬り龍馬』(少年画報社)
作品紹介によると、石川雅之の幕末異聞短編集の新装版です。全1巻。
※BOOK☆WALKERの初めての購入は、税抜価格の50%分が期間限定コインで戻ります(2026年10月2日時点。条件は記事冒頭の「この記事で使った電子書籍ストアについて」に書きました)。
『ドラゴンエフェクト 坂本龍馬異聞』では近江屋で倒れた龍馬が再生する
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 史実度 | ★☆☆ |
| 入門向き | ★☆☆ |
| 作品のタイプ | 近江屋のあと龍馬が再生する異聞もの |
| こんな人に | 史実を離れたアクションが好きな人 |
山科清春(脚本)、K STORM(作画)、池上遼一(キャラクターデザイン監修)、山口頼房(シリーズ構成)による、ヒーローズ刊の既刊3巻です。
作品紹介によると、1867年の京都で倒幕の密談中に凶刃に倒れた龍馬が、謎の集団の「秘力」によって再生します。その集団は、勝海舟の密命を受けた秘密機関「捜龍隊」だった、という設定です。
2巻では「龍珠」の力で生を受けた龍馬が、勝海舟の率いる捜龍隊の一員として薩摩へ向かい、3巻では同じく再生した高杉晋作との対決が描かれると紹介されています。
史実との距離は遠く、冒険活劇寄りのIFです。ただ、再生した龍馬を動かすのが勝海舟で、対決相手が高杉晋作というあたりは、史実で龍馬と縁の深い人物を選んでいます。幕末の人物名が分かるほど、仕掛けを楽しめる作りです。
- 『天翔の龍馬』:近江屋で死んでいなかったら、という分岐
- 『ドラゴンエフェクト 坂本龍馬異聞』:近江屋で倒れた龍馬が「秘力」で再生する
- 『龍馬が戦国をゆく』:近江屋で暗殺されたはずが、約300年前の戦国時代に転生する
今回確かめた範囲では、この3作品が近江屋の夜から物語を分岐させています。それだけこの場面が、龍馬の物語の要になっているように私には見えます。

史実の龍馬を知ったうえで読む、ご褒美のような活劇だと思います。1巻の試し読みで設定だけ確かめてみてください。
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山科清春 脚本・K STORM 作画『ドラゴンエフェクト 坂本龍馬異聞』(ヒーローズ)
作品紹介によると、近江屋で倒れた龍馬が、勝海舟の密命を受けた秘密機関「捜龍隊」の力で再生します。既刊3巻。
※BOOK☆WALKERの初めての購入は、税抜価格の50%分が期間限定コインで戻ります(2026年10月2日時点。条件は記事冒頭の「この記事で使った電子書籍ストアについて」に書きました)。
『龍馬が戦国をゆく』では龍馬が戦国時代に転生する
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 史実度 | ★☆☆ |
| 入門向き | ★★☆ |
| 作品のタイプ | 戦国時代への転生もの |
| こんな人に | 幕末も戦国も好きな人 |
瀧津孝・沢田ひろふみ、マッグガーデン刊の既刊2巻です。作品紹介によると、1867年に近江屋で暗殺されたと思われた龍馬が、なぜか約300年前の戦国時代に転生します。
1巻の紹介文では、せっかく戦国時代に来たのだからと好きに生きようとする龍馬が、天下統一を目指す織田信長と相対することになる、とあります。
2巻では、将軍・足利義昭を奉じて上洛に成功したものの、三好三人衆に本拠地を奪われて窮地に立ち、明智光秀の運命まで変えていく、と紹介されています。
歴史好きに刺さるのは、足利義昭の上洛、三好三人衆、明智光秀と、戦国側の固有名詞が紹介文の段階からきちんと出てくる点です。幕末と戦国の両方を知っているほど、龍馬がどこで歴史をずらしているかが見えて楽しめます。
史実との距離は、言うまでもなく大胆なIFです。紹介文は「怒涛の戦国大河ロマン」とうたっています。幕末ものを読み慣れた人が、気分を変えて手に取るのに向いた一作です。

幕末好きで戦国も好き、という人にこそ。2巻までなので、まとめて追いつくのも楽です。
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瀧津孝・沢田ひろふみ『龍馬が戦国をゆく』(マッグガーデン)
作品紹介によると、近江屋で暗殺されたはずの龍馬が、約300年前の戦国時代に転生します。既刊2巻。
※BOOK☆WALKERの初めての購入は、税抜価格の50%分が期間限定コインで戻ります(2026年10月2日時点。条件は記事冒頭の「この記事で使った電子書籍ストアについて」に書きました)。
『鐡のマビト』では龍馬が大正ロマン風の世界で美少女に転生する
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 史実度 | ★☆☆ |
| 入門向き | ★☆☆ |
| 作品のタイプ | 大正ロマン風の別世界への転生もの |
| こんな人に | 史実より物語を楽しみたい人 |
椎名高志による、小学館刊の作品です。2026年6月に配信が始まった新しい作品で、2026年10月時点で既刊1巻です。作品紹介は「坂本龍馬が大正ロマン的世界で美少女に転生!?」と打ち出しています。
紹介文によると、舞台は魔物との大戦が終わって3年後の世界です。身体の一部に魔物が寄生した「魔人(マビト)」が現れ、主人公はその能力が現れたことで進路を外れ、マビトを集める私塾で魔物退治をすることになります。
作者は『GS美神』『絶対可憐チルドレン』の椎名高志です。史実との距離という物差しが、そもそも当てはまらない作品です。龍馬という名前と像を借りた、まったく別の世界の物語と考えるのがよさそうです。
正直に言うと、龍馬の史実を知りたい人には向きません。それでも、龍馬という人物がどれほど広く「物語の素材」として使われているかを知るうえでは、興味深い一例です。

史実とは別物と割り切って、1巻だけ覗いて雰囲気を見てみる、という付き合い方でよいと思います。
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椎名高志『鐡のマビト』(小学館)
作品紹介によると、坂本龍馬が大正ロマン的世界で美少女に転生する、という設定の新作です。既刊1巻(2026年10月時点)。
※BOOK☆WALKERの初めての購入は、税抜価格の50%分が期間限定コインで戻ります(2026年10月2日時点。条件は記事冒頭の「この記事で使った電子書籍ストアについて」に書きました)。
『黒いぜよ!龍馬ちゃん』は龍馬の暗黒面を描く4コマ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 史実度 | ★☆☆ |
| 入門向き | ★☆☆ |
| 作品のタイプ | ギャグ4コマ(シリアスな短編も収録) |
| こんな人に | 長編の合間に息抜きしたい幕末好き |
くもぎり太郎、実業之日本社刊の1巻です。正式な書名は『幕末4コマ劇場 黒いぜよ!龍馬ちゃん』で、作品紹介は「常識をくつがえす、龍馬の暗黒面のオンパレード!」とうたっています。
紹介文によると、武市半平太や岡田以蔵などの幕末志士や新撰組が「大暴走」する爆笑4コマで、人斬り以蔵を描いたシリアスな三部作『粉雪抄』も再録されているとあります。
ギャグ4コマとシリアスな短編が一冊に入っている点が特徴です。史実との距離は「ギャグ」の一言ですが、パロディは元ネタを知っているほど笑えるものです。幕末の人物を知っているほど笑いどころが増える作りだと推測できます。
『お〜い!竜馬』や『竜馬がゆく』で武市・以蔵・龍馬の三人の関係を追ったあとに読むと、元ネタが分かって楽しめるはずです。肩の力を抜いて読む一冊として挙げておきます。

長編の合間の息抜きに。武市と以蔵の顔を覚えてから開くと、4コマの落差が効くと思います。
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くもぎり太郎『幕末4コマ劇場 黒いぜよ!龍馬ちゃん』(実業之日本社)
作品紹介によると、龍馬の暗黒面を描く4コマに、人斬り以蔵を描いた三部作『粉雪抄』を再録しています。全1巻。
※BOOK☆WALKERの初めての購入は、税抜価格の50%分が期間限定コインで戻ります(2026年10月2日時点。条件は記事冒頭の「この記事で使った電子書籍ストアについて」に書きました)。
坂本龍馬が重要な役で出てくる漫画6作品
次は、龍馬が主人公ではないものの、物語の鍵になる役で出てくる6作品です。医師、不死の剣士、刺客の少女と、別の主人公の目を通して描かれる龍馬には、主人公ものとは違う味があります。
歴史好きの視点で言うと、こちらの区分は「外から見た龍馬」の読み比べがいがあります。後半で近江屋の描き方を比べる5作品のうち、3作品がこの区分に入ります。
『JIN-仁-』では現代の医師が近江屋の龍馬を救おうとする
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 史実度 | ★★☆ |
| 入門向き | ★★★ |
| 作品のタイプ | 現代の医師が幕末へ行くタイムスリップもの |
| こんな人に | 主人公の外側から龍馬を見たい人 |
村上もとか、集英社刊の作品です。電子版は「ビッグボリューム版」として全13巻で完結しています。
現代の医師・南方仁が幕末にタイムスリップする物語で、龍馬は仁と深く関わる人物として登場します。
6巻の紹介文では、捕らえられた仁を釈放させるために坂本龍馬と勝海舟が策をめぐらす場面があります。9巻では、仁が龍馬の乗るユニオン号に同乗して長州へ向かうと紹介されています。
11巻では、慶応3年秋に「坂本龍馬暗殺を阻止するため」仁の一行が京を目指します。
そして12巻では、仁が近江屋への襲撃を予言して龍馬を救ったかに見えたものの、中岡慎太郎は斬られ、龍馬も東修介という人物の手で瀕死の重傷を負う、と書かれています。
歴史好きに刺さるのは、医療という切り口で幕末をなぞっていく作りです。「歴史は変えられるのか」を問うタイムスリップものですが、紹介文にユニオン号や大政奉還の報せが出てくるように、史実の出来事を背景にして話が進みます。
近江屋で龍馬を斬ったのが作中の架空の人物である点は、後半の章で表にして比べます。龍馬が主役の作品のあとに、外から龍馬を眺め直したい人に向いています。

龍馬との関わりを追うなら、近江屋の場面があるのは12巻です。まずは試し読みで絵の雰囲気を確かめてみてください。
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村上もとか『JIN-仁-』(集英社)
作品紹介によると、幕末にタイムスリップした現代の医師が、慶応3年秋に坂本龍馬の暗殺を阻止しようと京へ向かいます。ビッグボリューム版で全13巻・完結。
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『無限の住人〜幕末ノ章〜』では不死の剣士が龍馬の用心棒になる
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 史実度 | ★☆☆ |
| 入門向き | ★☆☆ |
| 作品のタイプ | 不死の剣士が主人公の時代劇(独自の近江屋) |
| こんな人に | 剣戟アクションが好きな人 |
滝川廉治・陶延リュウ・沙村広明、講談社刊の既刊10巻です。作品紹介によると、沙村広明の『無限の住人』の公式続編で、土佐で隠遁していた「不死の侍」万次のもとを坂本龍馬が訪ねるところから始まります。
1巻の紹介文は「土佐藩士たちを護ってほしい」と請われた万次が、龍馬を伴って京へ向かい、新選組と対峙する、と書いています。そして「龍馬を斬ったのは誰か? 万次だけが全てを識る!」と問いを掲げます。
9・10巻の紹介文では、薩長同盟を成立させた龍馬が「大政奉還による無血革命」を提言し、幕府と諸藩から命を狙われて近江屋に潜伏する、とあります。
10巻の紹介文は、京都見廻組の刺客が襲撃したあと、続けて現れた新選組の沖田総司によって龍馬が殺害される、と書いています。今回比べた5作品のなかで、見廻組の襲撃と沖田の登場を重ねているのはこの作品だけです。
歴史好きがうなるのは、ここです。史料の側で名前が挙がる見廻組を出したうえで、新選組を重ねる。不死の剣士が出る大胆なIFながら、近江屋の問いを1巻から正面に置いた作品です。
前作を読んだ人はもちろん、「龍馬を斬ったのは誰か」という問いに興味がある人に向いています。

龍馬を斬ったのは誰か、という問いを1巻の紹介文から掲げる作品です。後半の近江屋の表と見比べつつ読んでみてください。
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滝川廉治・陶延リュウ・沙村広明『無限の住人〜幕末ノ章〜』(講談社)
作品紹介によると、『無限の住人』の公式続編で、不死の侍・万次が龍馬に請われて京へ向かいます。既刊10巻。
※BOOK☆WALKERの初めての購入は、税抜価格の50%分が期間限定コインで戻ります(2026年10月2日時点。条件は記事冒頭の「この記事で使った電子書籍ストアについて」に書きました)。
『修羅の刻』は陸奥出海と龍馬の物語
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 史実度 | ★☆☆ |
| 入門向き | ★★☆ |
| 作品のタイプ | 格闘漫画シリーズの幕末の巻 |
| こんな人に | 格闘漫画の目で幕末を読みたい人 |
川原正敏、講談社刊の既刊26巻(ほかに「13巻 裏」、新装版もあります)です。各時代に生きた格闘家「陸奥」を描くシリーズで、2巻と3巻が幕末を舞台にした巻です。
作品紹介によると、2巻は坂本龍馬と陸奥出海の出会いから始まります。2巻の紹介文は「日本の国が最も熱く揺れ動いた時代の中で、龍馬と出海は、何を思い、どう生きたのか?」と問いかける形で結ばれています。
3巻の紹介文は「陸奥出海の友、坂本龍馬の死より数か月」と始まり、新撰組の沖田総司・土方歳三と出海の激闘と友情が描かれるとあります。3巻は龍馬の死後が舞台です。
歴史好きへの推しどころは、長いシリーズのなかで幕末の2冊だけ手に取れそうな点です。紹介文は各時代の陸奥を描くシリーズとしており、龍馬の死を区切りに2巻と3巻を分けている構成は、幕末の流れをそのまま骨組みにしています。
格闘漫画なので史実との距離は遠めです。なお1〜3巻には「期間限定 無料お試し版」が別に出ています。本記事で数えているのは製品版のほうです。格闘漫画の目で幕末を読みたい人に向いた2冊です。

シリーズ全部は無理でも、幕末の2巻と3巻だけなら手が届きます。2巻の出会いから読んでみてください。
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川原正敏『修羅の刻』(講談社)
作品紹介によると、2巻で坂本龍馬と陸奥出海が出会い、3巻は龍馬の死の数か月後が舞台です。
※BOOK☆WALKERの初めての購入は、税抜価格の50%分が期間限定コインで戻ります(2026年10月2日時点。条件は記事冒頭の「この記事で使った電子書籍ストアについて」に書きました)。
『サムライせんせい』では龍馬も現代にタイムスリップする
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 史実度 | ★☆☆ |
| 入門向き | ★★☆ |
| 作品のタイプ | 土佐の志士が現代へタイムスリップ |
| こんな人に | 武市・以蔵・龍馬の関係が好きな人 |
黒江S介、リブレ刊の全8巻です。作品紹介によると、幕末から現代にタイムスリップした武市半平太が主人公で、3巻から「お調子者のかつての相棒・坂本竜馬」が居候先の佐伯家に入り浸るようになります。
5巻の紹介文では、武市と竜馬に続いて岡田以蔵も現代に現れ、記憶を失った以蔵がスーツアクターとして歩み始める、とあります。7巻では、確執のある武市と以蔵が現代で対峙します。
最終巻の8巻の紹介文は、佐伯邸に武市半平太・岡田以蔵・坂本竜馬・陸奥宗光が集まり、「150年の悔恨は昇華されるのか」と結んでいます。
歴史好きに刺さるのは、武市・竜馬・以蔵に陸奥宗光まで、土佐の面々をそろえた顔ぶれです。史実との距離は遠いコメディですが、「150年の悔恨」という紹介文の言葉は、史実の三人の結末を知っているほど重く響きます。
武市と龍馬と以蔵の関係を幕末ものでひととおり追った人なら、笑いながらも感じるところが多いはずです。表記は「竜馬」です。

土佐の三人の結末を知ってから読むと効く作品だと思います。3巻の竜馬登場を目印に、1巻から試してみてください。
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黒江S介『サムライせんせい』(リブレ)
作品紹介によると、現代にタイムスリップした武市半平太のもとに、かつての相棒・坂本竜馬も現れます。全8巻・完結。
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『AZUMI-あずみ-』は刺客あずみと竜馬の出会いを描く
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 史実度 | ★☆☆ |
| 入門向き | ★☆☆ |
| 作品のタイプ | 刺客の少女の目で見る幕末 |
| こんな人に | 『お〜い!竜馬』を読んだ人 |
小山ゆう、小学館刊の全18巻です。『お〜い!竜馬』を描いた小山ゆうが、今度は刺客として生きる少女あずみの目から幕末を描いています。
7巻の紹介文は明治4年から始まります。政府の高官になった駿介が幕末を回想し、「坂本竜馬をあずみが斬ったのではないかという疑惑」が示されたうえで、時は幕末に戻り、駿介が竜馬と出会う、という構成です。
10巻ではあずみが竜馬に正体を見られ、12巻では竜馬への恋に悩むあずみが描かれると紹介されています。そして最終巻の18巻では、岩倉具視と大久保利通から「竜馬暗殺」の脅迫を受けて苦悶するあずみが描かれます。
歴史好きとして面白いのは、『お〜い!竜馬』で龍馬を正面から描いた作者が、今度は「斬る側かもしれない少女」の目で龍馬の死に向き合っている点です。
紹介文は「果たして、あずみは竜馬を暗殺するのか!?」と問いの形で結ばれており、結末までは書かれていません。史実との距離は、刺客あずみという架空の主人公を置いた大胆なIFです。
『お〜い!竜馬』を読み終えた人が、同じ作者の別の龍馬を見に行く、という読み方に向いています。この作品の近江屋の描き方も、後半の章で表にまとめます。

『お〜い!竜馬』を読み終えた人に。7巻の紹介文にある疑惑を頭に置いて、1巻から追ってみてください。
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小山ゆう『AZUMI-あずみ-』(小学館)
作品紹介によると、刺客として生きる少女あずみと竜馬の出会いを描き、最終巻は「竜馬暗殺」の脅迫に苦悶するあずみで結ばれます。全18巻・完結。
※BOOK☆WALKERの初めての購入は、税抜価格の50%分が期間限定コインで戻ります(2026年10月2日時点。条件は記事冒頭の「この記事で使った電子書籍ストアについて」に書きました)。
『風雲児たち 幕末編』は群像劇のなかで龍馬を描く
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 史実度 | ★★★ |
| 入門向き | ★☆☆ |
| 作品のタイプ | ギャグを交えた幕末の群像劇 |
| こんな人に | 幕末全体を押さえたい人 |
みなもと太郎、リイド社刊の既刊34巻です。作品紹介は「連載40周年突破」「歴史大河ギャグ」とうたい、三谷幸喜脚本で2018年にドラマ化、2019年に歌舞伎化されたとも記しています。
幕末の人物を網羅する群像劇なので、龍馬はそのなかの一人として登場します。紹介文で龍馬の名前が出てくる巻は、次の3巻です。
- 11巻:江戸に来た坂本龍馬。幕末が風雲急を告げ始めた、とある
- 13巻:坂本龍馬が江戸で剣術の修行に励む頃、ハリスが江戸城に入った、とある
- 34巻:文久2年、坂本竜馬と幕臣・勝海舟の再会が「一筋の光に思われた」とある
歴史好きが注意したいのは、29巻と31巻の紹介文に出てくる「寺田屋事件」です。紹介文によると、島津久光の命を受けた者たちと薩摩の過激派が寺田屋で斬り合った「同士討ち」で、龍馬が襲われた慶応2年の寺田屋とは別の出来事です。
同じ宿で起きた二つの事件を区別して読めるのは、群像劇ならではです。史実との距離で言えば、ギャグの絵柄ながら、今回の18作品のなかでいちばん通史に近い作品だと私は見ています。
34巻でまだ文久2年、という進み方からも、幕末をどれだけ丁寧に追っているかが分かります。
『雲竜奔馬』が同じ作者による龍馬主人公の作品ですので、合わせて読むと、同じ出来事を群像劇と一人の視点の両方からたどれます。表記は巻によって「龍馬」「竜馬」が混じります。

幕末をまるごと押さえたい人向けの長編です。龍馬が江戸に来る11巻を目印に、どこから入るか決めてみてください。
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みなもと太郎『風雲児たち 幕末編』(リイド社)
作品紹介によると、幕末を描く「歴史大河ギャグ」で、龍馬は群像のなかの一人として登場します。既刊34巻。
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坂本龍馬が登場する漫画13作品
ここからは、龍馬が主人公でも中心人物でもないものの、作品紹介に登場人物として名前が出てくる13作品です。新選組ものに敵役として現れたり、別の偉人の物語に一場面だけ顔を出したりします。
龍馬の扱いは作品紹介で確かめられる範囲だけを書きました。巻の数字は、紹介文に龍馬の名前が出てくる巻です。
| 作品 | 作者 | 出版社 | 龍馬の扱い(紹介文に名前が出る巻) |
|---|---|---|---|
| ちるらん 新撰組鎮魂歌 | 梅村真也・橋本エイジ | コアミックス | 17巻で「幕末の風雲児 坂本龍馬」が登場。18巻で龍馬の仲介により薩長同盟が締結 |
| アサギロ〜浅葱狼〜 | ヒラマツ・ミノル | 小学館 | 27巻で西郷と龍馬が出会う。31巻で薩長同盟。33巻で「坂本龍馬の差し金」により後藤象二郎が建白書 |
| 幕末イグニッション | 大間九郎・忠見周 | 講談社 | 「坂本竜馬暗殺犯と噂される男・佐々木只三郎」が主人公。竜馬は少女を狙う側として登場 |
| 猛き黄金の国 岩崎弥太郎 | 本宮ひろ志 | サード・ライン | 2巻で長崎に出た弥太郎が竜馬と再会し、カンパニーを築こうと約束 |
| シノビノ | 大柿ロクロウ | 小学館 | 4巻で「幕末を揺るがす大いなる脅威」として坂本龍馬の名が示される |
| 浮浪雲 初期傑作集 | ジョージ秋山 | 小学館 | 下巻に、坂本竜馬や徳川慶喜と主人公・雲との交流を描いた初期の話を収録 |
| 太陽伝 | 石ノ森章太郎 | 講談社 | 2巻で、千葉道場で出会った坂本竜馬に心酔した主人公が、竜馬を追って長崎へ |
| モ一度やろう | 石ノ森章太郎 | 講談社 | 1巻で、新選組に追われて寺に隠れていた海援隊の坂本竜馬を発明少年が助ける |
| ねこねこ日本史 | そにしけんじ | 実業之日本社 | 1巻に「異国の猫におどろく坂本竜馬」。歴史人物を猫として描く |
| 帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline | 平野稜二・経験値/TYPE-MOON | KADOKAWA | 2巻で「セイバー・坂本龍馬」を名乗るサーヴァントが登場 |
| 幕末 | 司馬遼太郎(原作)・森秀樹(作画) | 文藝春秋 | 収録作「花屋町の襲撃」で、暗殺された竜馬の仇を討とうとする陸奥陽之助を描く |
| 幕末風雲伝 | つげ義春 | 小学館 | 1958年刊の復刻。主人公が坂本竜馬から頼まれた密書を持って江戸に来る |
| あなたと生きたかった〜時代に翻弄された女たち〜 | 浅野まいこ | 大洋図書 | 収録作の一つが「坂本龍馬の妻・おりょう」の物語 |
『ちるらん』と『アサギロ』は新選組を主人公にした長編なので、龍馬は対岸の人物として現れます。『幕末イグニッション』は、作品紹介が「坂本竜馬暗殺犯と噂される男」と紹介する佐々木只三郎を主人公に据えた、ひねりのある設定です。
つげ義春の『幕末風雲伝』は、1958年に若木書房から出た単行本の復刻です。石ノ森章太郎の2作品とあわせて、昔の漫画が龍馬をどう描いていたかをたどる手がかりになります。
子どもと読むなら坂本龍馬の学習漫画6作品
子どもと一緒に読むなら、各社の学習漫画シリーズが手がたい選択です。本記事で使った電子書籍ストアで作品ページまで確かめられたのは、次の6作品でした。
とくにKADOKAWAの『まんが人物伝 坂本龍馬』は、作品紹介で章立てまで公開されています。
第1章「泣き虫龍馬」、第2章「黒船来航!」、第3章「勝海舟との出会い」、第4章「薩長同盟の成立」、第5章「大政奉還」の5章構成です。
この章立ては、そのまま本記事の後半で史料と照らし合わせる場面と重なります。学習漫画で流れをつかんでから後半を読むと、どこが史料で確かめられる話なのかが見えやすくなります。
| 書名 | 出版社・シリーズ | 底本の刊行年 | 確かめられたこと |
|---|---|---|---|
| まんが人物伝 坂本龍馬 | KADOKAWA 角川まんが学習シリーズ | 2018年 | 監修は山本博文。章立ては本文のとおり |
| 小学館版 学習まんが人物館 坂本龍馬 | 小学館 | 2009年 | 作品ページで販売中を確認 |
| コミック版 幕末・維新人物伝 坂本龍馬 | ポプラ社 コミック版 日本の歴史 | 2008年 | 作品ページで販売中を確認 |
| 坂本龍馬 新しい日本をつくった幕末の風雲児 | 学研 まんがNEW日本の伝記 | 2015年 | 作品ページで販売中を確認 |
| 学習まんが 少年少女 人物日本の歴史 坂本龍馬 | 小学館 | 今回確認できず | 作品ページで販売中を確認 |
| コミック版 日本の歴史EX01 坂本龍馬 エピソード・ゼロ | ポプラ社 | 2025年11月配信開始 | 原作・静霞薫、画・上田久治、監修・加来耕三。坂崎紫瀾『汗血千里駒』の漫画版の復刊 |
表の「確かめられたこと」は、2026年10月1日に作品ページを開いて見た範囲です。学習漫画の中身まで読んで比べたわけではないので、年齢に合うかどうかは各社の作品ページでご確認ください。

子どもと読むなら、まず章立てを見てください。後半で確かめる場面と同じ並びなので、親子で史料と見比べる入口になります。
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山本博文 監修『まんが人物伝 坂本龍馬』(KADOKAWA 角川まんが学習シリーズ)
作品紹介によると、気弱な少年だった龍馬が成長し、古い決まりにとらわれない発想で新しい日本を見出していく生涯を、「泣き虫龍馬」から「大政奉還」までの5章で描きます。
※BOOK☆WALKERの初めての購入は、税抜価格の50%分が期間限定コインで戻ります(2026年10月2日時点。条件は記事冒頭の「この記事で使った電子書籍ストアについて」に書きました)。
一つだけ、ほかと性格の違う本を補足します。『コミック版 日本の歴史EX01 坂本龍馬 エピソード・ゼロ』は、作品紹介によると坂崎紫瀾(さかざき しらん)の『汗血千里駒(かんけつせんりのこま)』を漫画にした作品の復刊です。
『汗血千里駒』は1883年に高知の『土陽新聞』で全68回連載された新聞小説です。作品紹介は、これを次のように紹介しています。
明治時代に書かれた、最初の坂本龍馬伝
出典:BOOK☆WALKER『コミック版 日本の歴史EX01 坂本龍馬 エピソード・ゼロ』
つまりこの一冊は、龍馬の伝記であると同時に、「龍馬像がどう作られたか」を考える材料にもなる本です。
今回確かめた7場面のうち、泣き虫の少年像、勝海舟を斬りに行った話、寺田屋の湯殿の場面は、同時代の史料ではなく、後の世の小説や談話、聞き書きで具体化したものでした。
ほかにもある坂本龍馬の漫画4作品
最後の区分は、本記事で使った電子書籍ストアでは見つからなかった4作品です。中身の紹介文を同じ方法で確かめられなかったため、国立国会図書館の書誌などで確認できた範囲だけを書きます。リンクは置いていません。
- 黒鉄ヒロシ『坂本龍馬』(PHP研究所):国立国会図書館の書誌では、1997年12月刊。2001年2月にPHP文庫版も出ている
- 山岡荘八 原作・横山まさみち『坂本龍馬』(講談社):1991〜1992年に全3巻で刊行。1996年に「坂本竜馬」表記の講談社漫画文庫版、2017年にゴマブックス版が出ている
- 山科けいすけ『サカモト』(竹書房):第1巻が1999年6月、第2巻が2002年1月刊。2010年3月に新潮文庫版。中身は出版社の紹介文を本記事では確かめられなかった
- 春日みかげ 原作・はなや 漫画『竜馬がくる』:「となりのヤングジャンプ」で連載された作品で、転生した龍馬が18世紀のフランスで若きナポレオンと出会う設定。原作の小説(ダッシュエックス文庫、2020年)は電子版があるが、漫画ではない
山岡荘八原作の作品は、版によって書名の表記が「龍馬」と「竜馬」に分かれています。
なお、この調査で候補に挙がったものの外した作品もあります。手塚治虫『新選組』と辻真先・石川賢『勝海舟』は書誌は確かめられましたが、龍馬が登場することを公式の情報で確かめられなかったため、今回は数えていません。
漫画の名場面は史実なのか、龍馬の手紙や記録と照らし合わせてみた
ここからが本記事の後半です。漫画に繰り返し描かれる7つの場面を、龍馬の手紙や同時代の記録と照らし合わせます。結論を先に表にまとめました。
| 場面 | 描いている作品(巻) | 確かめた結果 |
|---|---|---|
| 泣き虫で寝小便の少年 | 竜馬がゆく(1)、お〜い!竜馬(1)、龍馬へ(1)、まんが人物伝(第1章) | 小説で描かれた場面として知られる。同時代の史料では今回確認できない |
| 勝海舟を斬りに行った | お〜い!竜馬(10)、竜馬がゆく(12) | 出典は勝の談話『海舟座談』。原文も伝聞の形 |
| 薩長同盟で龍馬が果たした役割 | お〜い!竜馬(18)、幕末狂想曲RYOMA(2・3)、ちるらん(18)、アサギロ(31)、無限の住人(8) | 周旋にあたり、成立の場に立ち会い、裏書で内容を保証した。裏書きは現存 |
| 寺田屋で龍馬を救った人物 | お〜い!竜馬(18) | 姉あての手紙に「龍女がおれバこそ」とある。湯殿の場面は後年の聞き書き |
| 大政奉還は龍馬の発案か | お〜い!竜馬(21)、アサギロ(33)、無限の住人(9・10)、まんが人物伝(第5章) | 「船中八策」は成立に議論あり。現物をたどれるのは「新政府綱領八策」 |
| 近江屋で龍馬を斬ったのは誰か | JIN(12)、無限の住人(10)、幕末イグニッション(1)、あざ(2)、AZUMI(7・18) | 見廻組の説が最も有力視される一方、断定できる資料はない |
| 「32歳の誕生日」は何歳のことか | お〜い!竜馬(23) | 満31歳(太陽暦)、数え33歳。32歳は、旧暦で生年月日と命日が同じ11月15日であることからの表現と考えられる |
史料として使ったのは、高知県立坂本龍馬記念館の公開資料、宮内庁書陵部や京都国立博物館の所蔵品情報、事典(コトバンク)、国立国会図書館のデジタル資料です。
漫画の側は、各巻の作品紹介に書かれている範囲だけを扱います。作品そのものを読んでの細かい比較ではない、という点はあらかじめお断りしておきます。
泣き虫で寝小便の龍馬は本当?
描いている作品(巻):『竜馬がゆく』1巻、『お〜い!竜馬』1巻、『龍馬へ』1巻、『まんが人物伝 坂本龍馬』第1章
少年時代の龍馬が泣き虫で寝小便をしていた、という話は、小説で描かれた場面として知られています。同時代の史料でこの場面を確かめることは、今回できませんでした。
文藝春秋の作品紹介は、「泣き虫」「寝小便」を司馬遼太郎『竜馬がゆく(一)』の内容として記しています。鈴ノ木ユウの漫画版1巻の紹介文が「坂本の寝小便ったれ」から始まるのは、原作のこの場面を受けたものです。
『お〜い!竜馬』の「弱虫」、『龍馬へ』の「ハナ垂れ小僧」、KADOKAWAの学習漫画の第1章「泣き虫龍馬」も、同じ少年像を描いています。4作品が同じ場面を描いているからといって、史料が4つあるわけではありません。

龍馬さん、子どものころはどんな少年だったのですか。剣術の道場に通い始めたころの話を聞かせてください。

子どものころのことは、わしの口から言うたち、おまんには確かめる手立てがなかろう。
確かなのは、十四ばあのころから、城下の日根野弁治先生の道場で小栗流を習うたことぜよ。何年も通うて、目録もいただいた。
泣き虫じゃったかどうか、じゃと? そいつは、姉の乙女にでも聞いてみいや。わしは答えんきに。
史料で確かめられる少年期の事実は、ずっと地味です。
高知城下の本丁筋一丁目(現・高知市上町1丁目)に生まれ、1848年ごろに城下の日根野弁治道場に入って小栗流の剣術を学びました。
記念館はこれを「14歳になると」と記しています。年齢の基準は書かれていませんが、数え年なら満12〜13歳にあたります。
小栗流の目録は、嘉永6年・嘉永7年・文久元年の3巻が京都国立博物館に現存します。つまり、剣術を続けて目録を受けた少年だったことは史料で言えますが、泣き虫だったかどうかは言えない、ということです。
龍馬は勝海舟を斬りに行ったのか?
描いている作品(巻):『お〜い!竜馬』10巻、『竜馬がゆく』12巻
「勝海舟を斬りに行って、話を聞いて弟子入りした」という話の出典は、勝が後年に語ったことを書き留めた『海舟座談』(岩波書店、1930年)です。原文自体が「其人は坂本龍馬だと云事です」と伝聞の形で結ばれています。
つまり、龍馬が勝を斬りに行ったと記しているのは龍馬本人の手紙ではなく、勝の側の、しかも後年の談話です。その談話も、「坂本龍馬だということです」と人から聞いた形で書かれています。
『お〜い!竜馬』10巻の紹介文は「高杉との約束で勝海舟を斬りに行った」と、『竜馬がゆく』12巻の紹介文は「千葉重太郎と共に…勝海舟を斬りにいく」と書いています。
誰と行ったかは、作品ごとに違います。もとの談話がそこまで述べているかどうかは、本記事では確かめていません。

勝海舟という人と、初めて会ったときのことを教えてください。どんな話をしたのですか。

初めて会うた日のことは、わしの口からより、勝先生に聞いてみたほうが面白かろう。あの人は話が巧いきに。
はっきり言えるのは、文久二年の暮れには、わしが先生のもとに出入りしちょったということよ。
海と船の話を、たっぷり聞かせてもろうた。あの人の描く絵は、藩ひとつの枡じゃ到底収まらんぜよ。
一方、龍馬と勝に接点があったことは史料で確かめられます。勝の日記『海舟日記』の文久2年12月29日条(西暦では1863年)に龍馬の名が出てくるのが、記念館の説明では初出です。
遅くともこの時期には勝と接点があった、と言えるところまでが史実です。「斬りに行った」場面は、勝の談話として伝わる話、と区別して読むのがよさそうです。
一方、高知県立坂本龍馬記念館は、松平春嶽の回顧録では春嶽が勝への紹介状を龍馬に渡したことになっている、と紹介しています。龍馬に殺害の意図があったかどうかは、断定できません。
勝海舟その人については、こちらの記事でまとめています。
薩長同盟で龍馬は何をしたのか?
描いている作品(巻):『お〜い!竜馬』18巻、『幕末狂想曲RYOMA』2・3巻、『ちるらん 新撰組鎮魂歌』18巻、『アサギロ〜浅葱狼〜』31巻、『無限の住人〜幕末ノ章〜』8巻
史料で確かめられる龍馬の役割は、両藩の間を周旋し、成立の場に立ち会って、裏書(うらがき)で内容を保証したことです。その裏書きは、現存する史料として宮内庁書陵部に伝わっています。
薩長同盟は慶応2年1月21日(1866年3月7日)、薩摩の小松帯刀・西郷隆盛と長州の木戸孝允の間で結ばれた六か条の約束です。場所は京都の薩摩藩関係の屋敷とされます。
木戸は正月23日にその六か条を書き記し、龍馬に送って内容の確認を求めました。龍馬は2月5日、朱書きでこれに答えています。これが「裏書き」で、木戸家文書として宮内庁書陵部が所蔵しています。

薩摩と長州の約束の場に、あなたも居合わせたと伝わっています。そのとき、あなたは何をしたのですか。

あの場に居合わせたのは、まことぜよ。じゃが、約束を結んだのは薩摩と長州の人らじゃ。わしは間を取り持って、話がまとまるのを見届けた。
あとで木戸さんが、決めた六か条を書いて送ってきよった。これで間違いないか、と念を押してのう。
それにわしが朱で裏書きをしたのが、慶応二年の二月五日。わしの手で確かに書いたと言えるのは、それじゃき。
一つ注意したいのは、この裏書きは重要文化財ではないことです。重要文化財「坂本龍馬関係資料」は京都国立博物館の所蔵で、そこに含まれるのは慶応2年2月22日付の木戸から龍馬への礼状のほうです。
漫画の紹介文は「竜馬の立ち会いによってやっと成立」「龍馬の仲介により薩長同盟が締結」「薩長同盟の立て役者」と書きます。
立ち会ったことと内容を保証したことは史料で言えますが、同盟が龍馬一人の働きで成ったとまでは、史料からは言えません。
寺田屋事件で龍馬を救ったのは誰?
描いている作品(巻):『お〜い!竜馬』18巻
龍馬自身は、姉の乙女にあてた手紙で、おりょうがいたからこそ命が助かったと書いています。慶応2年12月4日付の書簡で、京都国立博物館が所蔵する重要文化財の一つです。
龍女がおれバこそ、龍馬の命ハたすかりたり
出典:高知県立坂本龍馬記念館「所蔵品」
「龍女(りょう)がいたからこそ、龍馬の命は助かった」という意味です。襲われたのは慶応2年1月23日(1866年3月9日)、伏見の寺田屋で、伏見奉行所の捕り方に取り囲まれました。
ただし、日付には資料による違いがあります。京都国立博物館の館蔵品データベースは「慶応二年正月二十三日深夜(二十四日未明)」と書いています。本記事では、国土交通省の解説文データベースに従って23日としました。
おりょうが湯殿から裸のまま駆け上がって知らせた、という有名な場面は、手紙には書かれていません。
この具体的な場面は、後年になって、おりょう本人の聞き書きなどで語られてきたものです。

伏見の寺田屋で襲われた夜のことを、姉の乙女さんに手紙で書いていますね。何があったのですか。

あの夜のことは、乙女への文に書いたとおりぜよ。龍女がおればこそ、龍馬の命は助かった、とな。
伏見の役人どもに囲まれて、高杉さんからもろうたピストールを使うた。それは木戸さんへの文にも書いちょる。
その先の細かいところは、文に書いた以上のことを、わしの口から足すのはやめとこう。残った一行を、おまんも信じてくれたらええきに。
龍馬がこのときピストルを使ったことも、手紙で確かめられます。慶応2年2月6日付の木戸あて書簡で寺田屋の経緯を記し、そのなかで「かの高杉より送られ候ピストール」と、贈り主が高杉晋作だったことにも触れています。
『お〜い!竜馬』18巻の紹介文は、この襲撃で手に重傷を受けた竜馬が、西郷や長州の三吉らの助けで京の西郷の宿舎で養生した、と書いています。
この経過については本記事では史料を確かめていないため、作品紹介の記述としてだけ記します。
大政奉還は龍馬の発案なのか?
描いている作品(巻):『お〜い!竜馬』21巻、『アサギロ〜浅葱狼〜』33巻、『無限の住人〜幕末ノ章〜』9・10巻、『まんが人物伝 坂本龍馬』第5章
大政奉還を龍馬ひとりの発案と確かめられる史料は、今回確認できませんでした。龍馬が新しい政体の構想を書き記し、土佐藩の後藤象二郎に示したことまでが、史料で言える範囲です。
大政奉還そのものは、慶応3年10月14日(1867年11月9日)に将軍・徳川慶喜が政権の返上を朝廷に申し出、翌15日に勅許された出来事です。土佐藩が建白したことは事典にも記されています。
龍馬の構想としてよく知られるのが「船中八策」です。ただし、その成立や伝わり方をめぐっては議論があり、本記事では内容を断定的には扱いません。
一方、龍馬自筆とされる文書で現物をたどれるのが「新政府綱領八策」です。慶応3年11月のもので、国立国会図書館が1通を所蔵しています。「船中八策」と名前が似ていますが、史料としての性格はまったく違います。

慶応3年に、あなたは新しい政治のかたちについて書き記し、後藤象二郎さんに示したと伝わっています。何を書いたのですか。

新しい政のかたちについて考えを書き付け、後藤さんに見せたことは、あるきに。
じゃが、何を書いたかを一字一句、ここで諳んじてみせるのはやめとこう。わしの書いた紙がそなたらの世にどう伝わっちょるか、わしには分からんのう。
ただ、将軍が政を朝廷にお返しになったのは、わし一人の思いつきで動いた話じゃない。土佐の建白と将軍の決断があって、慶応三年の十月に成ったことぜよ。
漫画の紹介文は「大政奉還を思い付いた竜馬」「坂本龍馬の差し金で建白書を認める後藤象二郎」「大政奉還による無血革命を提言」と書きます。これらは物語としての描き方で、史料はそこまで踏み込んでいません。
もう一つ、大政奉還は政権が移る流れの一段階にすぎません。このあと王政復古の大号令があり、翌年には戊辰戦争が始まります。二つの「八策」の違いと、大政奉還のあとに何が起きたかは、こちらの記事で詳しく書きました。
近江屋で龍馬を斬ったのは誰か?
描いている作品(巻):『JIN-仁-』12巻、『無限の住人〜幕末ノ章〜』10巻、『幕末イグニッション』1巻、『あざ』2巻、『AZUMI-あずみ-』7・18巻
京都見廻組による襲撃とする説が現在では最も有力視されています。一方で、実行犯や黒幕を断定できる決定的な資料はありません。高知県立坂本龍馬記念館も、この二つをセットで書いています。
慶応3年11月15日(1867年12月10日)、京都河原町通蛸薬師下ルの醤油商・近江屋で、龍馬は中岡慎太郎とともに襲われました。龍馬はその場で亡くなり、中岡は17日に絶命しています。
見廻組の今井信郎の供述には変遷があります。明治3年の口書では「自分は台所の見張り」とし、明治33年には「自分が斬った」と語りました。記念館は、今井が3回証言しているものの一貫性がない、と説明しています。
では、漫画はこの場面を誰の手によるものとして描いているのでしょうか。作品紹介で確かめられる範囲を表にしました。
| 作品(巻) | 襲撃者の描き方(作品紹介より) |
|---|---|
| JIN-仁-(12) | 中岡慎太郎は斬られ、龍馬は東修介(作中の人物)の手により瀕死の重傷を負う |
| 無限の住人〜幕末ノ章〜(10) | 京都見廻組の刺客が襲撃し、続けて現れた新選組の沖田総司により龍馬は殺害される |
| 幕末イグニッション(1) | 「坂本竜馬暗殺犯と噂される男」佐々木只三郎が主人公。暗殺の13年前の江戸を描く |
| あざ(2) | 近江屋で「土佐藩の残党」に襲撃され、中岡は死に、龍馬は行方不明に |
| AZUMI-あずみ-(7・18) | 竜馬をあずみが斬ったのではないかという疑惑(7巻)。18巻では竜馬暗殺の脅迫を受けるあずみ。結末は紹介文に書かれていない |
紹介文に見廻組の名前が出てくるのは『無限の住人』で、そこに沖田総司を重ねています。
『幕末イグニッション』は「暗殺犯と噂される男」を主人公に据え、『JIN』は架空の人物、『あざ』は土佐藩の残党、『AZUMI』は刺客の少女と、作品ごとに描き方が違います。
史料の側に断定できる答えがないことが、作品ごとに違う描き方を許す余地になっていると私は考えています。空白があるからこそ、物語が入り込める。近江屋の夜が漫画で何度も描かれてきた理由の一つは、ここにあるのだと思います。
龍馬AIには自分の死を振り返らせない方針なので、ここでは最期の直前に確かめられる行動について聞きます。現存する最後の手紙は、慶応3年11月13日付の陸奥宗光あてのものです。

慶応3年の11月、あなたは京都の醤油商・近江屋に身を置いていました。13日には陸奥宗光さんに手紙を書いていますね。どんな日々でしたか。

将軍が政をお返しになってひと月。世の中がどう転ぶか、誰にも読めん時分じゃった。わしは河原町の醤油屋に身を寄せちょったのう。
十三日には、陸奥の陽之助に文を書いた。おまんの言う宗光というのは、あの男の後の名かえ。若いが、ようできる男じゃ。
その先の夜のことは、わしに聞いても分からん。わしが確かに覚えちょるのは、筆を置いたところまでじゃきに。
『お〜い!竜馬』の「32歳の誕生日」は何歳のこと?
描いている作品(巻):『お〜い!竜馬』23巻
龍馬の年齢は、太陽暦に換算した満年齢では31歳、当時の数え年では33歳です。
『お〜い!竜馬』の「32歳の誕生日」は、旧暦では生年月日と命日がともに11月15日であることから、32年後の同じ日付として表現したものと考えられます。
龍馬の誕生日は天保6年11月15日で、太陽暦では1836年1月3日にあたります。亡くなったのは慶応3年11月15日、太陽暦では1867年12月10日です。
旧暦の日付を並べると、どちらも「11月15日」です。天保6年から慶応3年まで年を数えると、生まれた日からちょうど32年たった同じ日にあたります。
『お〜い!竜馬』23巻の紹介文「その日は竜馬の32歳の誕生日だった」は、このように解釈できます。
ところが太陽暦に換算すると、誕生日は1月3日、命日は12月10日になり、別の日になります。満年齢で数えると、1867年12月10日の時点では31歳です。

あなたが生まれたのは天保6年の11月15日と伝わっています。ご自身では、年をどう数えていましたか。

年の数え方かえ。生まれた年を一つとして、正月が来るたびに一つ重ねる。その数え方なら、慶応三年のわしは三十三ぜよ。
生まれた日が十月か十一月かと問われても、わしが覚えちょるはずもないきに、そこは母に聞いてくれ、と言うほかない。
そなたらの暦で数え直すと、歳の勘定まで変わるそうじゃな。暦が変われば歳まで変わる。面白いもんよのう。
当時の数え方である数え年は、生まれた年を1歳とし、正月ごとに1歳を加えます。この数え方では、慶応3年の龍馬は33歳になります。記念館が書く「33歳の誕生日に暗殺」も、この数え方に合います。
さらに、生年月日そのものにも異説があります。国際子ども図書館の事典は「天保6年11月(または10月)15日」と併記しています。11月15日生まれとする説に従えば旧暦では命日と同じ日付になる、という二重の限定がつく話です。
- 満31歳:太陽暦に換算した満年齢。本記事は没年齢をこの基準で示している
- 数え33歳:当時一般的だった数え年。高知県立坂本龍馬記念館の表現
- 「32歳の誕生日」:『お〜い!竜馬』23巻の表現。旧暦で生年月日と命日が同じ11月15日であることからの表現と考えられる
確立した年齢の数え方は、満年齢と数え年の2つです。32歳は、作品の表現を読み解いた数字にあたります。年齢の話で資料どうしが食い違って見えるときは、まずどの基準で数えているかを確かめるのが近道です。
よくある質問(FAQ)
坂本龍馬の漫画でいちばん有名なのは?
もっとも広く知られているものの一つが、武田鉄矢・小山ゆう『お〜い!竜馬』(小学館、全23巻)です。少年期から近江屋までを一作で追えます。
司馬遼太郎の小説を漫画にした鈴ノ木ユウ『竜馬がゆく』は、2026年10月時点で既刊17巻です。
『お〜い!竜馬』は完結していますか?
完結しています。全23巻で、最終巻の作品紹介は慶応3年11月15日の近江屋の場面で結ばれています。電子書籍版はBOOK☆WALKERなどで読めます。
「竜馬」と「龍馬」はどちらが正しい?
どちらも使われてきた表記です。司馬遼太郎の小説と『お〜い!竜馬』は「竜馬」、高知県立坂本龍馬記念館は「龍馬」を使っています。
本記事は人物を「龍馬」と書き、作品の紹介ではその作品の表記に従いました。
『竜馬がゆく』の漫画は史実どおり?
原作が歴史小説なので、創作の場面が含まれます。1巻の「寝小便ったれ」の少年像は小説で描かれた場面として知られるもので、同時代の史料では今回確認できませんでした。史料と小説の描写を分けて楽しむのがおすすめです。
「日本の夜明けぜよ」は本人の言葉?
本人の発言と確かめられる史料は、今回確認できませんでした。国立国会図書館のレファレンス協同データベースに、名古屋市鶴舞中央図書館が名言集や書簡集を当たっても確認できなかった、という調査事例が載っています。
龍馬が生きていたらを描いた漫画は?
『天翔の龍馬』(コアミックス、全5巻)が、近江屋で死んでいなかったら、という問いから始まる歴史IFです。『ドラゴンエフェクト 坂本龍馬異聞』は龍馬が再生する設定、『龍馬が戦国をゆく』は戦国時代に転生する設定です。
近江屋で龍馬を斬ったのは誰ですか?
京都見廻組による襲撃とする説が現在では最も有力視されていますが、実行犯や黒幕を断定できる決定的な資料はありません。見廻組の今井信郎の供述には変遷があります。漫画の側は、作品ごとに違う人物を襲撃者として描いています。
インタビュー後記
37作品の紹介文を読み比べて気づいたのは、同じいくつかの場面が、作品をまたいで何度も出てくることでした。泣き虫の少年、勝海舟との出会い、薩長同盟、寺田屋、大政奉還、そして近江屋です。
ところが、その場面を史料と照らし合わせると、確かめられるものは意外と少ない。
寺田屋については本人の手紙が残り、薩長同盟の裏書きも現存します。けれども泣き虫の少年像は小説で描かれた場面として知られるもので、勝を斬りに行った話は勝の談話です。
そして近江屋では、史料の側に断定できる答えがありません。だからこそ、漫画は作品ごとに違う人物を襲撃者として描くことができたのだと思います。
漫画を読むことと、史料を確かめることは、対立するものではありません。漫画で場面を覚えたからこそ、手紙の一文を読んだときに「ここが違う」と気づける。私にとって龍馬の漫画は、そういう入口でした。
今回の7つの場面は、作品紹介に書かれている範囲だけで比べたものです。実際に各作品を読めば、紹介文には書かれていない描き方の違いが、もっと見えてくるはずです。
あなたが最初に龍馬を知ったのは、どの作品でしたか。そしてその作品の名場面は、史料ではどうなっていましたか。本棚の一冊を、もう一度開いてみてください。
参考資料
- 高知県立坂本龍馬記念館「龍馬FAQ」 ※今井信郎の証言に一貫性がないこと、ピストルの贈り主が高杉晋作であること、「33歳の誕生日」の表現の出典
- 高知県立坂本龍馬記念館「龍馬は誰に殺されたのですか。」 ※見廻組の今井信郎らの説が最も有力視される一方、実行犯や黒幕を断定できる決定的な資料はないことの出典
- 高知県立坂本龍馬記念館「龍馬について」 ※日根野弁治道場・小栗流、寺田屋、大政奉還の出典
- 高知県立坂本龍馬記念館「所蔵品」 ※乙女あて書簡「龍女がおれバこそ、龍馬の命ハたすかりたり」、現存する最後の手紙(慶応3年11月13日・陸奥宗光あて)の出典
- 高知県立坂本龍馬記念館「特別展 龍馬の師 勝海舟生誕二百年」 ※『海舟日記』文久2年12月29日条が龍馬の初出であることの出典
- 宮内庁書陵部「尺牘(龍馬裏書)」 ※木戸が正月23日に六か条を記し、龍馬が2月5日に朱書きで答えた裏書きの所蔵と経緯の出典。重要文化財の記載はない
- 文化庁 国指定文化財等データベース「坂本龍馬関係資料」 ※重要文化財の範囲(京都国立博物館所蔵、1999年指定)の出典
- 京都国立博物館 館蔵品データベース「坂本龍馬関係資料 伏見寺田屋ノ変ヲ龍馬ヨリ郷里ヘ通知ノ写」 ※寺田屋で襲われた日付を「慶応二年正月二十三日深夜(二十四日未明)」とする記述の出典
- 高知市「坂本龍馬誕生地」 ※生誕地の本丁筋一丁目が現在の上町1丁目であることの出典
- 文化遺産オンライン「小栗流和兵法」 ※小栗流の目録3巻が京都国立博物館に現存することの出典
- 国立国会図書館「近代日本人の肖像|坂本竜馬」 ※生没日の西暦換算、近江屋事件の出典
- 国際子ども図書館「中高生のための幕末・明治の日本の歴史事典|坂本龍馬」 ※生年月日に「11月(または10月)15日」の併記があることの出典
- 国立国会図書館デジタルコレクション 勝安芳『海舟座談』(岩波書店、1930年) ※「勝を斬りに行った」話の出典。原文が「其人は坂本龍馬だと云事です」と伝聞で結ぶことの確認
- 国立国会図書館デジタルコレクション 坂崎紫瀾『汗血千里駒』(1883年) ※『コミック版 日本の歴史EX01』の原作にあたる新聞小説の単行本
- 高知県立文学館「坂崎紫瀾著『汗血千里駒』」 ※1883年に『土陽新聞』で全68回連載されたことの出典
- 国立国会図書館サーチ「今月の一冊 新政府綱領八策」 ※龍馬自筆とされる「新政府綱領八策」1通を国立国会図書館が所蔵することの出典
- 国立国会図書館 レファレンス協同データベース「坂本龍馬の『これが日本の夜明けぜよ』というセリフはどの本に載っているか?」 ※名古屋市鶴舞中央図書館の調査で典拠を特定できなかったことの出典
- コトバンク「薩長同盟」 ※慶応2年正月21日、小松帯刀・西郷隆盛と木戸孝允、六か条、龍馬の周旋の出典
- コトバンク「大政奉還」 ※慶応3年10月14日の申し出と15日の勅許、土佐藩の建白の出典
- コトバンク「坂本龍馬」(『日本大百科全書』ほか) ※生誕地、剣術修行の年次の出典
- 国土交通省 多言語解説文データベース「寺田屋」 ※寺田屋事件が1866年3月9日(慶応2年1月23日)であることの出典
- 京都観光Navi「坂本龍馬中岡慎太郎遭難之地」 ※近江屋事件の経過と、中岡慎太郎が二日後に死去したことの出典
- 文藝春秋BOOKS「竜馬がゆく(一)」 ※「泣き虫」「寝小便」が小説『竜馬がゆく』の描写であることの出典
- 司馬遼太郎記念財団「司馬遼太郎の世界」 ※『竜馬がゆく』が1963年に文藝春秋新社から刊行され、1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受けたことの出典
- BOOK☆WALKER『お〜い!竜馬』シリーズ一覧 ※全23巻の各巻の作品紹介(1・10・18・21・23巻の場面、「32歳の誕生日」)の出典
- BOOK☆WALKER『竜馬がゆく』シリーズ一覧 ※既刊17巻と各巻の作品紹介(「寝小便ったれ」、勝海舟を斬りに行く場面)の出典
- BOOK☆WALKER『龍馬へ 幕末の奇蹟 坂本龍馬の物語』シリーズ一覧 ※全7巻の作品紹介の出典
- BOOK☆WALKER『天翔の龍馬』シリーズ一覧 ※全5巻の作品紹介の出典
- BOOK☆WALKER『雲竜奔馬』シリーズ一覧 ※既刊5巻の作品紹介の出典
- BOOK☆WALKER『幕末狂想曲RYOMA』シリーズ一覧 ※既刊3巻の作品紹介の出典
- BOOK☆WALKER『あざ』シリーズ一覧 ※全2巻の作品紹介(近江屋で「土佐藩の残党に襲撃」)の出典
- BOOK☆WALKER『新装版 人斬り龍馬』 ※「幕末異聞短編集」「すべてが史実とは限らない」の作品紹介の出典
- マンガペディア「人斬り龍馬」 ※表題作の設定(不殺を説く龍馬が実は人斬りを好んでいたら、という歴史IF)の出典
- BOOK☆WALKER『ドラゴンエフェクト 坂本龍馬異聞』シリーズ一覧 ※既刊3巻の作品紹介の出典。作者表記は国立国会図書館の書誌にそろえた
- BOOK☆WALKER『龍馬が戦国をゆく』シリーズ一覧 ※既刊2巻の作品紹介の出典
- BOOK☆WALKER『鐡のマビト(1)』 ※作品紹介と2026年6月配信開始の出典
- BOOK☆WALKER『幕末4コマ劇場 黒いぜよ!龍馬ちゃん』 ※作品紹介の出典
- BOOK☆WALKER『JIN-仁-』シリーズ一覧 ※ビッグボリューム版全13巻の作品紹介(6・9・11・12巻)の出典
- BOOK☆WALKER『無限の住人〜幕末ノ章〜』シリーズ一覧 ※既刊10巻の作品紹介(1・8・9・10巻)の出典
- BOOK☆WALKER『修羅の刻』シリーズ一覧 ※2・3巻の作品紹介の出典
- BOOK☆WALKER『サムライせんせい』シリーズ一覧 ※全8巻の作品紹介(3・5・7・8巻)の出典
- BOOK☆WALKER『AZUMI-あずみ-』シリーズ一覧 ※全18巻の作品紹介(7・10・12・18巻)の出典
- BOOK☆WALKER『風雲児たち 幕末編』シリーズ一覧 ※既刊34巻の作品紹介(11・13・29・31・34巻)の出典
- BOOK☆WALKER『ちるらん 新撰組鎮魂歌』シリーズ一覧 ※17・18巻の作品紹介の出典
- BOOK☆WALKER『アサギロ〜浅葱狼〜』シリーズ一覧 ※27・31・33巻の作品紹介の出典
- BOOK☆WALKER『幕末イグニッション』シリーズ一覧 ※全2巻の作品紹介の出典
- BOOK☆WALKER『猛き黄金の国 岩崎弥太郎』シリーズ一覧 ※2巻の作品紹介の出典
- BOOK☆WALKER『シノビノ』シリーズ一覧 ※4巻の作品紹介の出典
- BOOK☆WALKER『浮浪雲 初期傑作集』シリーズ一覧 ※下巻の作品紹介の出典
- BOOK☆WALKER『太陽伝』シリーズ一覧 ※2巻の作品紹介の出典
- BOOK☆WALKER『モ一度やろう』シリーズ一覧 ※1・2巻の作品紹介の出典
- BOOK☆WALKER『ねこねこ日本史』シリーズ一覧 ※1巻の作品紹介の出典
- BOOK☆WALKER『帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline』シリーズ一覧 ※2巻の作品紹介の出典
- BOOK☆WALKER『幕末』(司馬遼太郎・森秀樹) ※収録作「花屋町の襲撃」の作品紹介の出典
- BOOK☆WALKER『幕末風雲伝』(つげ義春) ※1958年刊の復刻であることと作品紹介の出典
- BOOK☆WALKER『あなたと生きたかった〜時代に翻弄された女たち〜』 ※収録作に「坂本龍馬の妻・おりょう」の物語があることの出典
- BOOK☆WALKER『まんが人物伝 坂本龍馬』 ※監修者、作品紹介、5章の章立ての出典
- BOOK☆WALKER『小学館版 学習まんが人物館 坂本龍馬』 ※販売中であることの確認
- BOOK☆WALKER『コミック版 幕末・維新人物伝 坂本龍馬』 ※販売中であることの確認
- BOOK☆WALKER『坂本龍馬 新しい日本をつくった幕末の風雲児』 ※販売中であることの確認
- BOOK☆WALKER『学習まんが 少年少女 人物日本の歴史 坂本龍馬』 ※販売中であることの確認
- BOOK☆WALKER『コミック版 日本の歴史EX01 坂本龍馬 エピソード・ゼロ』 ※作者表記と、『汗血千里駒』の漫画版の復刊であることの出典
- 国立国会図書館サーチ 検索結果「坂本龍馬 黒鉄ヒロシ」 ※黒鉄ヒロシ『坂本龍馬』(PHP研究所、1997年12月/PHP文庫、2001年2月)の書誌の出典
- 国立国会図書館サーチ 検索結果「坂本龍馬 横山まさみち」 ※山岡荘八 原作・横山まさみち『坂本龍馬』(講談社、1991〜1992年、全3巻)と後の版の書誌の出典
- 国立国会図書館サーチ 検索結果「サカモト 山科けいすけ」 ※山科けいすけ『サカモト』(竹書房、1999年・2002年/新潮文庫、2010年)の書誌の出典
- となりのヤングジャンプ「[第1話] 竜馬がくる」 ※作者表記と、転生した竜馬が18世紀フランスで若き日のナポレオンと出会う設定の出典
- DMMヘルプセンター「初回購入時に利用できるクーポンについて教えてください」 ※初回購入クーポンの取得条件・上限・有効期限があることの出典
※作品の刊行状況と作品紹介は、2026年10月1日時点でBOOK☆WALKERの各ページを開いて確かめたものです。






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